内科医歴9年の経験を経て精神科へ

迷えるのであれば一度、
門をたたいてみては

初期臨床研修後、内科医歴9年の経験を経て、いま改めて当教室で「1年目」として再出発をしているところです。精神科の門をたたいて4ヶ月足らず、お読みになる方の参考となれば幸いです。

腎臓内科を経て一般内科（クリニック勤務）を行う日々を6年近く過ごしておりました。
地域医療に取り組むという気概で、自分の専門分野外でも患者さんはもちろん受診されるものですから、毎日の診療は新しい発見も多く、刺激的な日々でした。
ただ、現代の医療は高度医療の専門化がなされ細分化されており、「内科全般を診られているつもり」と慢心していたこともあって、改めて学び直したいという想いが強くなった原動力でした。そのとき、総合内科専門医の次には普通でしたら、サブスペシャリティを臓器別で考えるところですね。出来ればもっと全人的に診療できないものか、など漠然と思っているうちに、いろいろ考え倦ねておりましたら、知り合いの当教室の先生方より強力なプッシュもあり、気付いたら診療科の垣根を越えてやってきていたのでした。

さて精神神経科に来てからというもの、本当に右も左も分からない日々ですが、周囲の若い先輩方（自身が無駄に年次を重ねているせいですが…）も優しく丁寧に指導下さり、また精神科ならではかもしれませんが、教授をはじめ皆さんとにかく「優しく」接して下さるので、各々の成長のペースでも受け入れてもらえる、そんな懐が深い教室だということだけでもお伝え出来ることと感じております。
門をたたく者には開かれる、その先をみなさん、共に学び、探究しませんか？