患者さんの「人」を見る

杉本医師 / 2020年入局

PEOPLE

患者さんの生活史すべてが現在の症状を読み解くヒント

精神科は他科と比べて特殊なことがたくさんあります。特に患者さんの生い立ちから現在に至るまでの状況をしっかり問診するのは精神科独特ではないでしょうか。そのような患者さんの生活史すべてが現在の症状を読み解くヒントになり得る、広く捉えるとその「人」をみているという感覚に惹かれたことが、私が精神科を選んだひとつの理由です。元々本を読むことが大好きな自他共に認める文系人間のため、苦手だった"理系"からは一見遠そうに見えるところを選んだというところもあるかもしれません。

入局1年目の現在は、兼本教授の外来につかせていただいたり病棟当番として救急等の各種対応を行いながら、精神科領域を広く学ばせていただいています。月曜日にはお悩み症例を医局員全員で検討する会があるのですが、教授をはじめ先生方の熱い議論を間近で見ることができるため、今までカンファといえば眠りに落ちていた私も夢中になって参加できています。

教室の雰囲気もとてもアットホームで、困った時はどんな時でも先輩方が進んでいろいろ教えてくださるので、非常に恵まれた環境だなあと感じています。また、主治医制ではなくチーム制で、土日も基本当番制のため、オンオフがはっきりしているところも魅力のひとつです。

他にも当教室には素敵なところがたくさんあるので、少しでも気になる方はとにかくぜひ一度見学にお越し下さい!美味しいお菓子と共にお待ちしています。

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