現場を知る

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ロールモデル

大島 先生

自由に学びやすい雰囲気が決め手

大島 先生

入局 17年目(2003年入局)

私は2018年で当教室に入局して17年目です。当教室に入局する決め手となったのは自由な雰囲気とサブスペシャリティ取得の際の教室のサポート体制です。

さまざまなニーズを満たす教室

当教室は教授である兼本先生の方針で、非常に自由な雰囲気を持っています。もちろん大学附属病院の医局として、当直等必要最低限の決まった業務はあります。しかし、基本的には自らが学びたいと思うことができるよう、教室側が全力でサポートしてくれるような体制です。また、「精神科のジェネラリストを育成する」というキャッチコピーにもあるように、当教室では入局するとまず手始めに精神科領域を網羅的に学ぶことができます。そのため、具体的なサブスペシャリティに迷っている方や、地域医療に貢献するためなど、幅広い精神科領域を網羅的に学びたい方にもおすすめしたい教室です。

私自身は、何かサブスペシャリティを持ちたいという気持ちをもともと持っていました。しかし、自分が具体的に何に興味を持っているのかわからないという状態で入局しました。そのなかで、てんかんをサブスペシャリティに選んだ理由は、教授の兼本先生がそれをご専門にされており、先生から学ぶうちにてんかんに非常に興味を持ったからです。

てんかんの奥深さを知る

てんかんは奥深い疾患です。たとえば「てんかん」と聞くと基本的な症状として「けいれん」を思い浮かべる方が多いと思います。私自身も最初はそのような認識で診療を行っていました。しかし、なかには一見するとてんかん発作ではないように見える症状もあるということがわかりました。

その患者さんは、他の病院でうつ病を疑われていました。しかし、うつ病の治療を行ってもあまり効果がなく、あるときは活発に走り回って笑顔をみせるなど、うつ病らしからぬ兆候もみられました。有効な治療がなく困り果てた私は、教授のアドバイスによりその患者さんの脳波を計測してみることにしました。すると、なんとてんかん特有の脳波がみられたのです。この患者さんにてんかんの治療薬を投与したところ、効果があり、症状が和らぎました。これらの経験から、一見するとてんかん発作ではないように見える症状もあるということを学びました。

このように網羅的に精神科領域の疾患を学びながら、てんかんを兼本先生に学んだ私は、入局から5年目に静岡てんかん神経医療センターへの国内留学も行いました。静岡てんかん神経医療センターでは、臨床・研究を行っている多くの先生方と出会い、非常によい刺激を受けました。

指導医として、後進の指導にも当たる

2018年現在、私は愛知医科大学附属病院に戻り、てんかんの臨床などを中心に診療にあたっています。入局から17年、当教室や他の医療機関での経験を活かし、現在は指導医としても忙しい日々を送っています。

当教室は、自分のペースにあわせて自由に学ぶことができます。今後は自身の臨床・研究だけでなく、後進の医師をサポートし、その人のニーズに合わせたプログラムを用意していきたいと思っています。

笠置 先生

腎臓内科から精神科へ

笠置 先生

入局2年目(2017年入局)

私のキャリアは少し特殊で、卒後7年目ですが当教室に入局して1年目です。入局以前は同じ愛知医科大学の腎臓膠原病内科教室に所属していました。腎臓内科教室で専門医資格や学位の取得に励んだ際、腎臓内科(特に膠原病領域)で取り扱う疾患に精神的な問題を伴う物があることを知り、より精神科領域を極めたいと思ったことが、当教室入局の動機です。

身体面だけでなく精神面からも患者さんをみる

入局1年目の現在は、精神科領域の疾患を一通り網羅的に学んでいます。精神科領域の疾患を学ぶことで、腎臓内科だけを学んでいたときには思いもよらないような気付きや学びがあり、日々が刺激的です。たとえば、医療面接の手法や患者さんの精神面の訴えの訊き方などを学び、医師としてより視野が広がったように思います。

また、当教室は自由度が高いこともあり、2018年現在私は腎臓内科の外来を受け持ちながら当教室に籍をおいています。精神科の専門医資格取得を目指しながら、腎臓内科医としても経験を積みたいと考えている私にとって、このように寛容的な教室の体制は非常にありがたいと思っています。

吉田 先生

脳への興味が医師を目指すきっかけ

吉田 先生

入局3年目(2016年入局)

私は学生時代、フィネアス・ゲージについての話を聞いたことをきっかけに脳に興味を持ち、医師の道を志すようになりました。フィネアス・ゲージとは、アメリカの建築技術者です。作業中に事故で鉄の棒が頭に刺さり、左前頭葉の大部分を損傷したにもかかわらず、一命をとりとめたことでよく知られています。幸い命は助かったものの、事故後彼の人格は大きく異なり、以前より怒りっぽく、計画性のない性格になってしまったといわれています。この出来事は脳の損傷が人格に大きな影響を及ぼすということを世間に知らしめた衝撃的な出来事だったそうです。私はこの話を耳にし、脳と人格との深い関わりに大変興味を持ちました。

てんかんをみる精神科

以上のような理由で脳に興味があった私は、診療科を選択するにあたって、神経内科と精神科の2択で迷いました。結果として精神科を選んだ理由は、愛知医科大学精神科学教室の研究分野に強く関心を持ったからです。

具体的には教授である兼本先生を筆頭に、てんかんをご専門としている先輩医師がいることが大きなきっかけとなりました。実はてんかんは精神科以外にも脳神経外科や神経内科が診療することもある疾患で、むしろ精神科が専門的に診療している教室は珍しいといえます。そのため、当教室で精神科領域を学ぶことで精神科を広く学びながら、神経内科領域の一部にも触れられることを魅力に感じました。

さまざまな患者さんとの出会いがやりがいにつながる

実際に当教室で学んでみて、精神科領域は大学の附属病院のような総合病院でしかみることができない疾患も多くあるということを学びました。また、精神科医の診断は患者さんの一生に大きく影響を及ぼすということを知り、診断にはより幅広い知識や他の医師との協力が必要だと感じました。他科との連携が必要な疾患や、大規模な検査・装置が必要な治療など、さまざまなケースを目の当たりにするうちに、今まで以上に強く精神科の面白さ、やりがいを感じられるようになってきたと思います。

古川 先生

医学部の授業で興味を持ち、精神医学の世界へ

古川 先生

入局2年目(2017年入局)

私はもともと愛知医科大学の医学部出身で、精神医学に興味があったため、研修でも当教室を周りました。精神医学に興味を持ったきっかけは、当教室の出身者で2018年現在は豊田厚生病院にお勤めの前川和範先生の授業が大変興味深く、もっと深く勉強したいと思ったからです。

研修前は精神科の単科病院や他大学の教室での勤務も視野に入れ、検討していました。しかし、研修の際に先輩方がとてもフレンドリーで面倒見がよかったことや、当教室の自由で働きやすい雰囲気を肌で感じて、是非ここで学びたいと思ったのが入局の決め手です。

学ぶ楽しさと働きやすさが両立できる

当教室の教授である兼本先生は個人の意思を尊重し、「これをやりなさい」ではなく「あなたが興味のあることをやりなさい」といってくださいます。2018年現在私は入局1年目ですが、すでに自分が興味のある分野で症例報告の論文を書かせていただくこともありました。このように多くのチャンスを与えていただけるのも当教室ならではといえるのではないでしょうか。

また、当教室は家庭と仕事の両立にも協力的だと感じています。基本的にカンファレンスなどはテキパキと進行し、時間通りに終わります。そのうえ、私のように小さな子どもがいる医師には、当直の回数を減らすなどのさまざまな配慮をしてくださいます。そのおかげで忙しいなかでも家庭と仕事の両立を実現することができます。

いずれは司法精神医学を学びたい

精神医学の面白さは薬物療法以外にも心理療法など、さまざまな治療方法が見受けられるところです。まずはさまざまな精神科領域の疾患を持つ患者さんと出会い、しっかりと勉強していきたいと思っています。

また、私は入局時から司法精神医学に興味があったので、いずれそのような分野についても詳しく学びたいです。子育てと両立し、自分自身を追い詰めない程度に目の前にあることに精一杯取り組んでいきたいと思っています。

大学院!研究テーマ

大学院!研究テーマ

当教室では大学院への進学は本人の希望と合わせて自由となっております。
若手のうちに大学院進学をする医局員が多いですが、特に規定はありません。
大学院の学生が中心となり、2018年4月現在は下記の研究を行っております。

  • New paradigm for auditory paired pulse suppression
  • 抗てんかん薬内服と眠気の関連について
  • 抗てんかん薬内服と運転への影響について

海外学会発表

海外学会発表キャリア10年 海外学会発表

当教室では海外の学会発表を経験することを推奨しており、医局としてのバックアップも行っております。
具体的には、一定額の出張費の医局からの補助と、学会に行く際の人事面のサポートです。
新たな情報に常に触れて、また医局にもその経験を還元してくれることを望んでいます。

最近の発表

  • 学会名10th International Association of Gerontology and Geriatrics (IAGG) Asia/Oceania Regional Congress
    日程2015.10.19-22
    タイトルRisk factors for pneumonia in elderly individuals with dementia
  • 学会名2018 World Family Therapy Congress
    日程March 8 - 10, 2018
    タイトルRelation between parent sociality and employment in patients with Intellectual Disability

女性医師のキャリア Women's career

家庭と仕事の両立に献身的な教室

当教室は2018年現在、30人前後の医局員のうち30~40%が女性医師によって構成されています。当教室は女性に限らず、家庭環境に考慮し、働き方を相談することができるため、家庭を持つ医師でも働きやすいのではないでしょうか。

実際にまだ小さいお子さんがいる医師は、時短勤務や当直免除制度を使用し、育児と仕事を両立させています。教授の兼本先生はそのような都合を親身に聞き入れ、対応してくださるので、とても安心です。

女性医師のキャリア Women's career

医局員の1週間

医局員の1週間

新入局者挨拶

覚前 先生

新入局員覚前 先生

新入局員覚前 先生

今年度より愛知医科大学の精神科に入局した覚前です。

出身大学は愛知医科大学ではありませんが、見学の時から色々な相談に乗って頂きました。また、以前勤めていた病院に実習に来る愛知医科大学の学生さんは元気で明るい子が多いというのが印象に残っていました。

そんな雰囲気の良さにひかれ入局を決め、働き始めましたが、忙しい毎日に充実さを感じながら過ごしています。

藤野 先生

新入局員藤野 先生

新入局員藤野 先生

私は司法精神医学に興味を持ち精神科医を志しました。

今年から施行された新専門医制度では愛知県内の単科病院では新専門医を取得することができず大学に入局しプログラムに参加する必要があります。大学病院の医局と言うとドラマのように厳しく固い雰囲気を想像していたのですが見学に伺った際の上級医の先生や教授の穏やかな雰囲気にひかれすぐ入局を決めました。実際入局してからも出身大学による影響などはなくどの先生も気さくに相談に応じて下さります。1年目は教授の外来につかせて頂くこともできお昼ご飯を教授と一緒に食べるため日々生じた質問も直接教授に教わることが出来るため非常に刺激的な日々を送っています。

まだまだ勉強中の身ですが患者様も自身も楽しく過ごせるよう頑張っていきますのでよろしくお願い致します。

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