想いを知る

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ご挨拶

「精神科のジェネラリストを作る」

愛知医科大学精神科教室は「精神科のジェネラリストを作る」というコンセプトで、精神科医が日常出会う可能性の多い全ての精神疾患に対応できる精神科医を育成することを目指しています。医局員数は2018年現在20人前後で、下記の各グループに分かれてそれぞれの専門性を磨いています。

主な愛知医科大学精神科教室の研究グループ

  • てんかんグループ
  • 認知症グループ
  • 児童グループ
  • 摂食障害グループ など

当教室は主体性を大切にし、それぞれの医師が学びたいと思う分野を自由に学べるような環境を目指しています。なぜなら、興味を持つ分野も人生そのものも人それぞれ異なるからです。組織としての機能を保つために入局後1年間のシュライバー*や当直、カンファレンスの参加はデユーテイとしてお願いしていますが、それ以外ではできる限り決まり事は避け、それぞれの方向性を尊重するように心がけています。

精神科はさまざまな疾患・問題を抱えた患者さんがいらっしゃいます。患者さんによって必要となる治療や対応も異なります。よりよい治療を提供するためにその人が一番楽になる方法を考え、しっかり話し合うことが大切です。

精神科医のジェネラリストを目指し、当教室でともに学ぶ方を歓迎します。

*シュライバー……行った医療行為を記録する係のこと。1年目の医師はシュライバーとして先輩医師の診療を見学しながら精神科の基礎を学ぶ。

ご挨拶

精神科医との出会い

『患者さん1人1人にあわせた医療を提供する』
―AIにはできない医療の提供を目指す兼本浩祐先生のストーリー

私が精神科医に興味を持ったきっかけは、小学生の頃に出会った精神科の先生に強い影響を受けたからです。その先生は当時小学校で教諭をしていた私のおばの教え子で、その縁でお正月の時に大学から島根に帰省中に毎年叔母の家を訪ねていろいろなよもやま話をしてくださいました。その先生は大学を卒業されてから精神科医になられ、時々その先生とお話しをするうちに、いつの間にか精神科医という職業を意識するようになりました。

私と先生との出会いは小学校の全校集会でした。なんと先生は、その小学校で教諭をしていた私のおばの教え子で、その縁から当時は年に一度小学校で講演をしてくださっていました。私は自分が小学校に在学していた間毎年その講演の話を聞き、徐々に精神科医という職業を意識するようになりました。

精神科医との出会い

『精神医学はオーダーメイド』
1人1人異なる課題を解決するために

精神科医になって実際に患者さんと向き合ってみると、患者さんによって病気や問題が1つ1つ異なるということがよくわかります。その病気が脳からくるものなのか、心からくるものなのかも人それぞれです。そのため、薬による治療など医療的な介入が必要なのか、それとも家族関係や職場での人間関係など人生行路に何か難しさを感じておられ、それを見直す必要があるなど、アプローチの方法もその都度考えなければなりません。そもそもその中で私達はみんなが1つ1つ仕様の違う脳というそれぞれが違うフィルターを通して世界を体験しているのだということを精神科医は学んでいきます。

このような精神科領域の医療においては、教科書や書籍では学べないこと、臨床現場や症例検討会でしか学べないことが多々あります。私の恩師である京都大学精神科の故 藤縄昭先生は少人数でのケース検討会や読書会を長年主催され、そこでは誰かが誰かを教えるのではなくて、お互いに安心して自分の意見を制約なく語り続けることで、自分の臨床や生き方のスタイルを段々と確認していく場があったように思います。なかなか藤縄先生のようにはいきませんが、愛知医科大学精神科学講座でも、症例検討会も同じように自由な討論の場になればと思っています。私自身は、愛知医大の症例検討会や読書会でたくさんのことを教えてもらうことができました。

見学・入局
希望の方へ
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